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ナイブズ・アウト:グラス・オニオンのriverのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

探偵ブランが前作よりもかなり能動的に事件に関わる2作目。ゲイであることなどパーソナリティーも徐々に明らかになり、探偵としての個性が出てきたと思う。孤島でのゲームに招待されて…なんて、ミステリーの古典のような展開だけど、ゴージャスなキャストとゴージャスな美術を堪能できる良作だった。

冒頭はごちゃごちゃとテンポが早すぎるが、パンデミックやポップカルチャーネタが反映されたご機嫌なオープニングで楽しい。前半は登場人物たちの怪しさを深め、後半はブランの謎解きおしゃべりシークエンス。そこで、かなりの長い時間をつかって観客が違和感を感じたセリフや行動などの真相を明らかにしていくスタイルで、言ってしまえば「カメラを止めるな!」の前半・後半。(2回観ても楽しめると評価されているけど、そこはカメ止めのほうが上手い)

ラストは大作らしく、派手でスッキリできる演出で、そこが一番満足できるポイントだった。
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