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ナイブズ・アウト:グラス・オニオンのumisodachiのレビュー・感想・評価

3.7


ダニエル・クレイグ主演の探偵もの第二弾。

IT業界の大富豪マイルズは、定期的に友人たちを招待して豪華な旅行を計画していた。招待される者たちも社会に影響を与える人物ばかり。今年は孤島に築いた一大リゾート施設で謎解きをするという。招待者の中に、探偵ブノワもいて……。

とにかく豪華絢爛。エドワード・ノートンやジャネール・モネイのような大スターが主要人物で出ているのはもちろん、一瞬しか出てこないキャラクターも有名人ばかり。マイルズが皆を招待した施設は『キングスマン2』並に現実感がないハイテクゴージャスさで、とにかく派手派手なオーラに圧倒されるままに前半が進んでいく。

ドッカンドッカンスピーディに進んでいく前半と、一気に種明かしされる後半という構成は前作と同じ。「嘘をつくと吐いちゃう」みたいな小技は前回のほうが効いていたと思うし、エドワード・ノートンが演じるマイルズがイーロン・マスクっぽすぎてちょっと好きになれなかったのだが(前回のあの人の方が新鮮なクソっぷりで好きだった)、今回はジャネール・モネイがめっちゃ良かったので許そう(何様)。

SNS時代をわかりやすく皮肉っているストーリーは明快で、ダニエル・クレイグも相変わらず楽しそう。ぶっちゃけ、1作目よりも犯人はバレバレではあるので推理物としては弱いが、お祭り映画としての強さは増しているかな。招待状(箱)開けるところからして面白かったし、軽く楽しむには最適な映画。







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