ミステリーの核となるはずの論理の積み立てを感情が破壊してしまう物語。今作のヒールであったIT企業のいけ好かない白人野郎へジャネール・モネイ扮するヒロインが正義の鉄拳を食らわす際に流れるBGMがナット・キング・コールの『モナリザ』であったのが痛快だし皮肉が効いている。まさにカラードの怒りの逆襲だ。そう言えばエンドロールにかかる『グラスオニオン』を演奏しているビートルズも実に多くの黒人音楽をカバーしてたっけ。
クローズド・サークルもののミステリーが大好物なんでもっと孤島の豪邸の間取りとかを詳しく知りたかったし、犯人探しを楽しみたかった🥺まぁ、この映画の主眼はそこに置かれていないのは重々承知だけど…
