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夏の光、夏の音のjun2kmのレビュー・感想・評価

夏の光、夏の音(2019年製作の映画)
4.0
緊急宣言下、行くべきか悩みましたが 宝塚市のミニシアター、シネピピアさんで 「夏の光、夏の音」を見てきた。うたうたいのコノハコトノハ さんを初めて知った。
目の見えない女性と言葉が言えない男性の出会いから始まった、二人だけの夏の物語。
コノハコトノハさんの一回目の劇中歌が入った。その瞬間、心の海に波が立ち、防波堤を超えてしまった。頬がしょっぱいもので濡れました。それからは北原 夕さん演じる主人公の麻衣さんと一緒に私も笑い続けた。胸が鳴った。そして一緒に泣いた。叫んだ。最後は、私も麻衣さんと一緒に空港を走ってた!
兵庫県の地元の役者さん、監督さん。地元の風景。けっして上手くはないけど(出演者さん達、ごめんなさい)からだの真ん中が震えた芝居。
八月の終わりに、この映画を見た。見終わった後、屋上庭園に出た。こっそりマスクを外して八月最後の風を吸いこんだ。エンドクレジットで四度目に濡れた頬が乾いた。
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