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スティルウォーターのhebのネタバレレビュー・内容・結末

スティルウォーター(2021年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

しっとりとした肌触りで淡々と進んでいきますが、慣れない土地で主人公が1人奮闘する序盤のミステリー的展開は見応えがあるし、中盤以降の擬似家族的なやりとりもとても楽しい。
全体を通して要所で出てくる「言語の壁」の使い方がめちゃくちゃ上手くて感心してしまいます。

米と仏・保守とリベラル・親と子…
様々な対比を描きながら、決して単純な二項対立には落とし込めない人と人との関係性。
もはや以前と同じ気持ちで故郷を見る事が出来なくなってしまった主人公の様に、見るものの価値観を激しく揺さぶる傑作だと思います。
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