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スティルウォーターのanguishのレビュー・感想・評価

スティルウォーター(2021年製作の映画)
3.4
スティルウォーター (オクラホマ州)

★○これは嫌いじゃなかった「2013年」の映画を想起させる事でしょう。ファンタジーでリアリティが無いです、それを踏まえて観ていたので「文句」を付けれなかったので楽しめました。ストーリーは大まかに3ブロックになっています。無実で投獄さている娘のアリソン(アビゲイル・ブレスリン)を救う話です。

設定がダメで、感情移入を妨げます。妻は自殺しており、娘は祖母に預けられ、ビル・ベイカー(マット・デイモン)は疎遠だったのに娘の無罪を信じている。土地勘のない異国で現地語も話せないのに犯人捜し。子供がいるシングルマザーでありながら何処の馬の骨か分からない男の献身的な手伝いをして同居までする。

設定を見直して娘との絆を深く、2ブロック部分の「なんの映画でしたっけ?」と思わせるアットホームを削ってヴィルジニー(カミーユ・コッタン)が手伝うに値する関係性を構築した方が良かったのに。3ブロックからフィナーレまでの緊張感は秀逸でした。ラストシークエンスは酷かったです、難しい部分は省いて無理矢理エンディングに持っていってしまいました。アレはどうした、どうやった。主人公は敬虔なクリスチャンが何とも。

Digression:マットだけじゃなくアビゲイルも肥大化してどうしたの?(驚かない)ラッセりっちゃ嫌よ💦

20220929-22(239)
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