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フォーエバー・パージのデコのレビュー・感想・評価

フォーエバー・パージ(2021年製作の映画)
4.0
みんな大好き(そうか?)のパージシリーズ。ちゃんと全部追っかけてるよ!追っかけてるのにイマイチ内容は思い出せない。そうシリーズだけど、そこまで重要ではない。そういうところもパージの良いところではないかな。
あれ?みなさん点数低いのね!笑


今回はフォーエバーパージってことで、そのまんまの内容。
あんな「パージ」が1日で終わるわけないだろ!と1の頃から思っていた事がとうとう起こる。まあなあ、みんな思ってたよね。

主人公はメキシコから不法移民としてアメリカに来た夫婦。
パージを終わらせまい、とフォーエバーパージを掲げた暴徒たちがアメリカ全土で暴動を起こしたため、カナダとメキシコが限定的に国境を解放。
彼らは雇い主の白人牧場主を守りつつ、国境を目指すのだったというお話。

やけにメキシコ人夫婦強いなと思っていたら、対カルテル部隊として闘っていたという過去を持つ。なーるほど!
昔取った杵柄ね!

パージシリーズ名物といえばセンス溢れる仮面やファッションだが、今回は少し控えめで真面目な(??)映画となっている印象。でもストーリーラインは一本調子だし、安心して観られる良い映画。

メキシコ国境あたりでのアクションは、映画「トマホークガンマンVS食人族」を彷彿させるようなゴツゴツとした岩場でロケーションが素晴らしかった。
いいね、画になるね!

笑ったのは
「みんな武器を持てい!」と各々が武器を装備した中で、主人公と牧場主がカウボーイが使用する縄を装備。
いまそれいる?!となるが、映画的に
「ああ、これきっと物語のキメで使用するんだろうな」
と微笑ましいくらいにわかりやすい行動をしてくれること。

まあ実際大した見せ場ではなかったが、やっぱりキメで使用した時はなんともほっこりした気持ちになった。

本来映画を観る時にはジャンルレスや意外性が大切だとか、観たこともないような画があるかないかが重要だとか言っているが、この安定感。
しっかりそれなりに楽しいし、こういうのも良いよね〜。
無理しないパージシリーズ、だから好きなのよ。

あと黒人の上司が無事だったかどうか、それだけ気になる!(ほんとにちょっとだけ)だってこんなにど定番で描いてくれるなら最後にはチラッと彼を写しても良いんじゃない?と思いました。
やりすぎか。
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