ヤスマサ

ジャッカルのヤスマサのレビュー・感想・評価

ジャッカル(1997年製作の映画)
2.7
70年代の映画「ジャッカルの日」を元ネタにした、米国要人を狙うジャッカル(ブルース・ウィリス)と、立ちはだかる元IRAの囚人デクラン・マルクィーン(リチャード・ギア)の攻防を描いたサスペンス・アクション。

チェチェンマフィアが復讐のために米国要人の殺害を依頼したのは、素性が謎で非道の殺し屋ジャッカルだ。
その動きを知ったFBIは、ジャッカルを知る数少ない人間に協力を依頼するが、それは刑務所に収監されている元IRAのデクランで、実はジャッカルと因縁の間柄だった。

ジャッカルは凄腕の殺し屋なのだろうか、と思える節がある。
変装に長けているからか、行動が結構大胆で足が付きやすいように見え、尻尾を掴まれないのが不思議なくらい。
ジャッカルは、自信家なのだろう。
だからこそ、本当の標的をデクランに悟られてしまうのだ。
そのデクランも私恨で動く男だ。
FBI長官も言っていたが、そもそもテロリストの手を借りなければならない事案なのか?
2人ともその筋として一流というキャラクター性が薄く、この映画の売りである「暗殺者vsテロリスト」という感じがボヤけてしまっている。
ウザくて欲をかいたせいで殺されるジャック・ブラックが可哀想。
ヤスマサ

ヤスマサ