しちれゆ

ジョージタウンのしちれゆのレビュー・感想・評価

ジョージタウン(2018年製作の映画)
4.1
キノフェスとは日本未公開作品を発掘上映する催し。
2023年第1作は『ジョージタウン』
2018年作品。クリストフ・ヴァルツ監督・主演、バネッサ・レッドグレイヴとアネット・べニングが母娘を演じています。
富裕な80代の老婦人エルサと結婚した50代?のモット。この人の嘘で塗り固めた経歴と野心が尋常じゃない。モットはエルサを利用してのし上がろうとするのだがお家で開く晩餐会では豪華なディナーを作り朝はエルサのベッドに朝食を持って行くなどすごくマメ。トンデモな奴なんだけど切々と心情を吐露するところもあり、そうかと思えばエルサのいない間に男と寝たり(モットはゲイ)、エルサを「死臭がする」と罵倒したり。エルサは惚れた弱みでモットに肩入れするがエルサの娘でハーバードの教授アマンダ(アネット・べニング)は「こいつおかしい」と思ってる。
モットが次から次に嘘を繰り出しアメリカとイラクの橋渡しをする軍人のふりまでする、そのハッタリの数々がすごくてクリストフ・ヴァルツ初監督とは思えない面白さだった。Filmarksの評価低すぎ💧
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