Monsieurおむすび

ジョージタウンのMonsieurおむすびのレビュー・感想・評価

ジョージタウン(2018年製作の映画)
3.4
野心家で自信家で妄想家の移民が、コネも金もないアメリカでのし上がる為に、嘘に嘘を重ね、驚異的な幸運も重なり、いつしか自分をも騙していく事実ベースのクライム・サスペンス。
全てが事実でないにしてもとんでもないメンタル。
そして真実を知ると信じられないくらいくだらない。

たしかに胡散臭いコンサルタントみたいなのはたくさんいるが、この規模とレベルで勝負しようなんてのは規格外。
ただ、映画としては起伏に欠けて凡庸。
時間軸をズラして提示される情報にもさして驚くことなくインパクトに欠ける。
クリストフ・ヴァルツ演じる口八丁な男は物腰の柔らかさと狂気を秘めていて、どこかランダ大佐のようでもあり、そこは楽しかった。
Monsieurおむすび

Monsieurおむすび