りおまい

スーパー・ミーのりおまいのレビュー・感想・評価

スーパー・ミー(2019年製作の映画)
3.4
「夢」を題材としていて表面的にはSF、ホラー的な要素を持つ作品だが、フロイト、ユングの深層心理学を元にしたファンタジー作品だと思った。

🎥2022年188本目の映画鑑賞🎥

【スーパー・ミー】(2019) 中国

(原題:超级的我) 

--impressions of the movie--

鑑賞していて途中まで「?」が
多かった物語だったけど、

オープニングで
(フロイトもユングも偉大な師祖である)と
いうセリフを思いだした

心理学における「イド」を題材にした作品だと気がついたら、とたんに深読みできて面白くなった✨。

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映画【スーパー・ミー】は
人間の3つの深層心理を描いている?

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フロイトによれば、人間の心は、「イド」「エゴ」「スーパーエゴ」とよばれる3つの領域からつくられているという。

「イド」とは…
イドは、第3者という意味であり、人心の中にありながら、自分の思い通りにならない存在、意志によるコントロールができない心の領域で、快楽原理によって支配される。おいしもの、楽しさを追求する深層心理。

「エゴ」とは…
自我といわれている快楽原理。

イドをコントロールする心の領域が
エゴである。

「スーパーエゴ」とは…
超自我とも言われエゴの1部の
道徳的な部分。人がもっとすばらしい自分になりたいと思ったり、社会や人のために働きたいと思ったり、困っている人を助けたいと思ったりするのが、このスーパーエゴである。

これらのことを時にSFタッチに
またファンタジー風に描いている
作品だと思える。

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余談だけど・・・

心理学の父と言われる
フロイトとユング

師弟関係ともされる二人が
ある時、意見の食い違いから
口論になりケンカ別れして
しまったという

その原因は、
「お化けはいるか?いないか?」
だったらしい。。


🎥🎥🎥story memo🎥🎥🎥

自分の夢に出てくる財宝を現実世界に持ち帰れることに気づいた売れない脚本家。だが、財宝を売って大金を手にした彼を待ち受けるのは、新たな試練の日々だった。
りおまい

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