約120年前にメキシコで実際に起きた事件の映画化とのこと。知らずに鑑賞しました。
資産家の家系で政治家でもあるイグナシオは、ゲイであることを隠し、打算的に大統領の娘と結婚しますが、エヴァ(♂)と出会い本気の恋をしてしまう。どうしても妻アマダとは夫婦らしい生活ができず、エヴァとの恋に溺れていくのでありました。
私、恋をする2人のことは応援したくなる派なんです。でもね、イグナシオの彼女へのその仕打ちは人間としてどうかと思う。
↑と、つい憤るほどに、彼女との情事の描き方とエヴァとのそれの落差がすごいんですよ。アマダとの新婚初夜。ええと‥‥これは何をしているんですか?って感じでw
この映画がどこまで史実をなぞらえてるかはわからないけれど、結婚より先にエヴァに会っていたら、ラストはこうはならなかったのでは。クラブも秘密裏に存続し続けていたでしょう。隠れていなければならない世の中が続く限り。
人間、おぎゃあと生まれて天寿を全うするまで、長いように思っても意外と短いもの。それなら自分らしく生きたいじゃない?どうぞ、これからの社会がもっとみんな自分らしく生きられるよう、寛容でありますように。そんな社会になるよう、自分の価値観も常にアップデートさせていきたいと思います。