カタパルトスープレックス

Sarah T. - Portrait of a Teenage Alcoholic(原題)のカタパルトスープレックスのレビュー・感想・評価

3.2
『スーパーマン』、『グーニーズ』や「リーサル・ウェポン」シリーズなど多くのヒット作を生み出したリチャード・ドナー監督の初期作品です。主演は『エクソシスト』のリンダ・ブレア、共演者に『スターウォーズ』ルーク・スカイウォーカーのマーク・ハミル。豪華すぎるだろ!でも、これは教育テレビ番組なんですよねえ。

内容的には当時問題になっていた10代のアルコール中毒患者を助けるため、相互援助団体「アルコホーリクス・アノニマス」の普及啓蒙ドラマとなっています。なんと、主人公のサラ(リンダ・ブレア)は15歳でアルコール中毒。複雑な家庭環境でアルコール中毒となるも、ケン(マーク・ハミル)と青春しちゃったりもする。でも、アルコール中毒はどんどん悪くなり……と言う話です。

教育テレビ番組といえば説教くさくて作品としてはイマイチというケースが多いと思います。しかし、これは流石にリチャード・ドナー監督。普通に映画作品としてそれなりに楽しめます。やっぱ、リンダ・ブレアやマーク・ハミルは上手いですよ。マーク・ハミルなんてスタジャンが似合う好青年。こんな時期もあったんだなあ。