すきま

夢の涯てまでも  ディレクターズカット版のすきまのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

出だしのヴェニスで、むしょうに『アンナ・オズ』が見たくなった。
邦題(トライセラトップスを思い出す)は、最後まで見ると良いタイトルだと思った。
すごーく長いけど、飽きる間もない程に物語が展開するし、主人公たちが移動し続ける。
無理のあるストーリーに、日本の描き方も昔読んだ007の原作みたいなオリエンタリズム(つり目にする仕草もあり)、被ばくの描き方も弱いけど、全体が夢だと思えばまあ仕方ないかという感じ。ソングラインが裏テーマみたいだし。
男女や親子の関係性はややリアル。
自分の夢をそのまま網膜に映し続けたら夢依存になる、との設定は興味深かった。明晰夢を見過ぎて現実との境目がなくなる、との漫画を2つ程読んだことがある。
美しい映像と感じるポイントは解像度とは全然違う所にある、のを再確認。
選曲が相変わらず良くて、歌や踊りとディジリドゥ・ピアノ・ブルースハープのセッション場面が特に最高で、加わりたくなる。
ピグミーの曲は、SNSで誰かのお勧めで流れて来たのを聴いたばかりだったので、びっくりした。
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