前科者のぬこのネタバレレビュー・内容・結末

警察も、保護司も、どちらも犯罪を防ぎたいという点では同じなのに、寄り添いと取り締まり、やる事が全く違ってくるんだなあと思った。
弟を守りたかったんだろうな。同じ辛さを一緒に生き抜いたたった1人の兄弟を。
いくら保護司が寄り添って更生の道へ導いたとしても、家族とか、その人にとっての大切な人の存在は保護司の存在よりも大きなもので、、
赤の他人である保護司は、犯罪者ということを知っていながら、どうしてそれほどの無償の愛を前科者に与えることができるのだろう。
工藤にとって、更生の道を歩む途中で明らかに危険な弟に再会できたことは、再会できて良かったなのか、再会しない方がよかったなのか、どっちだろう。

ただあんまりシンジくんが好きになれなかったなー。