Sachiko

前科者のSachikoのネタバレレビュー・内容・結末

前科者(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます


久しぶりの映画館での映画。

夜の時間帯しかやってなくて
仕事帰りにそのまま行った。

観客は私を入れて6人。
集中してみることが出来た。

全容がわかってきて思ったのは
「やるせない」「せつない」
そんな感情。

義理の父親から暴力を受付
目の前で母親を殺された
幼い兄弟。

何も悪くない兄弟。

なのに、施設に行って
仲間にいじめられ
先生にも大人しくさせる為
薬を飲まされるという
人間としての扱いを受けれず

本当は きちんと保護されて
周りの人に愛情を受けて
幸せにならなければならないはず。

それなのに、周りの人は
誰も助けてくれない。

適当にしか話を聞かないおまわりさんも
誤って居場所を教えてしまう役所の人も
DVの加害者である義父親も
何事もなかったように暮らしている。

これは映画館だけの話ではなく
実際によくあることだ。

やるせない。
本当にせつない。

「ヒメアノ~ル」では
血も涙もない殺人鬼を演じた
剛くんが 今回は 感情を抑えた演技。

本当に上手だなと思う。

最後の鼻水だけは
ちょっと気になったけど 笑

有村架純ちゃんは好きだし
演技もうまかったけど
前髪の長さがみてて邪魔…

わざとだと思うけど
あのメガネは似合わない。

あえてオーラを消すように
演じてるんだろうけど

ちょっと磯村くんとの
エピソードが中途半端かな。

リリーフランキーの家に
夜に一人で行くのは危険じゃない?
Sachiko

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