ナツミオ

前科者のナツミオのレビュー・感想・評価

前科者(2022年製作の映画)
3.8
WOWOW録画鑑賞・W座

”これ以上、被害者を生んではいけない!
これ以上、加害者を生んではいけないの!”
〜阿川佳代

ドラマ版は未鑑賞。
映画が良かったのでドラマ版も鑑賞予定。
主人公の若い保護司の眼を通して描かれる人間ドラマ。

有村架純が主演したWOWOWオリジナルドラマ「前科者 -新米保護司・阿川佳代-」の映画版。“前科者”たちの更生・社会復帰を目指し、保護司の女性・阿川佳代は奮闘する。

2022年日本作品
監督・脚本 岸善幸
原作 香川まさひと、月島冬二『前科者』(小学館『ビッグコミックオリジナル』連載)
音楽 岩代太郎
撮影 夏海光造
出演 有村架純 森田剛 磯村勇斗 若葉竜也 マキタスポーツ 石橋静河 北村有起哉 宇野祥平 リリー・フランキー 木村多江 

(WOWOW番組内容より)
28歳の阿川佳代(有村)はコンビニで店員をしながら、元受刑者の更生を手伝う保護司をしている。保護司は国家公務員だが無償のボランティア。それでも佳代は常に本気だ。そんな佳代は殺人事件を起こして懲役刑を受けた男性・工藤誠(森田)を担当するが、彼は刑務所を出所後に働き始めた自動車工場から姿を消し、佳代との最後の面談にも現われない。やがて街で連続殺傷事件が発生し、工藤がその容疑者となる。佳代は逃げた工藤と再会したいと望み……。

(WOWOW解説より)
“ビッグコミックオリジナル”誌で連載されている人気コミック「前科者」が原作で、刑務所を出所した、いわゆる“前科者”の更生を手伝う女性の保護司・佳代がドラマ版に引き続いてヒロインの役割。
単なる善意だけでなく、ある決意をもって“前科者”に寄り添おうとする佳代の姿に感動を誘われる。
ドラマ版を超えたスケールも見もの。
引き続いて、有村、石橋静河、北村有起哉、宇野祥平らが同じ役どころを好演し、森田剛、磯村勇斗、若葉竜也、マキタスポーツら新キャスト陣が加わり、濃密なサスペンスを繰り広げる。

映画ではあまり主役とならない”保護司“という職業。
以前に見た、
『素晴らしき世界』でも出所した主人公を厳しくも暖かく迎える保護司が印象的だった。
臨時の国家公務員ではあるが、ボランティアで無給という職業。そんな実態にも驚く。

・有村架純演じる若き新米保護司、佳代(ドラマ版)の6年後を描く。

・元受刑者・工藤誠(森田剛)が今回、佳代の対象者。
工藤の子供時代の過酷すぎる経験。
そしてそれは新たな事件の連鎖の始まりであった…
佳代が保護司となったある事件、彼女を取り巻く人々などが密接に絡んでいく。


印象的なシーン
・思い出のラーメン屋

・中原中也の詩集

・工藤と佳代が終盤、病室で対峙するところ。

映画版を先に観てしまったが、新米保護司が奮闘するドラマ版も楽しみ‼️


2022/12/28
ドラマ版観終わりました。
佳代の新米保護司ぶり、良かった〜
映画とはまた違う、佳代とみどりとの出会いや友情が芽生える終盤は胸熱‼️

ドラマ版から観るのをオススメします‼️


【忘備録】ネタバレあり
(キャスト)
・阿川佳代
演 - 有村架純
保護司。

・滝本真司
演 - 磯村勇斗
刑事であり、佳代の幼なじみ。

・実
演 - 若葉竜也
工藤誠の前に姿を見せる謎の男。

・鈴木充
演 - マキタスポーツ
滝本とタッグを組むベテラン刑事。

・斉藤みどり
演 - 石橋静河
かつて佳代が担当した対象者。暴行と恐喝の罪で懲役2年の判決を受けた。

・高松直治
演 - 北村有起哉
保護観察官。

・松山友樹
演 - 宇野祥平
佳代がアルバイトをしているコンビニの店長。

・遠山史雄
演 - リリー・フランキー
工藤誠の義父。

・宮口エマ
演 - 木村多江
遠山担当の弁護士。佳代に助言を送る。

・工藤誠
演 - 森田剛
対象者。職場でのいじめが原因で同僚を殺害した罪で服役した。
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