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かばのmarucoのレビュー・感想・評価

かば(2021年製作の映画)
4.3
かば観ました。
やっぱり大きな口です…、 イヤイヤ、
ちがうちがう。そのカバと違うで。
今日は「かば(蒲)先生」です。
蒲て珍しい名前やね。だいたいこの
(蒲)の文字、私なんかは蒲鉾とかうなぎの蒲焼きを思います。蒲鉾はちょこちょこ食べます美味しいです。この蒲鉾の
ライバルは竹輪と言うことになるんかな?「竹輪の友💦」そんなん言うけど、
それは嘘やで、ほんまは仲悪いんやから。そして竹輪のほうが値段安いね。
この安さはね竹輪食べたら美味しいねんけどこの竹輪を指先で摘まみ食いしたあといつまでも指先くさいな😨、
きっとその分安いんちがうか?と
昔から思てる。イヤイヤ、いや、
またしよもないこと言うてるねぇ、
かんにんね😨忘れてね。

そして本作、
1985年大阪西成区が舞台です。
その頃言うたらmarucoも住まいは大阪で丁度やっと伝い歩きができる位の頃やったかなぁ?子は膝の上…、とか、
言われる頃やったかなぁ👶
(いゃいゃほんまかいな💦)
ところで、
この西成区の公立中学には「蒲先生」がいてはった。ほんまにいてはった。
残念ながら(2010年 58歳の若さで死去)
当該中学の実話を其々の生徒達を主軸に置き、善きにつけ悪しきにつけ人間関係を赤裸々にきめ細やかに具象化した作品になってます。
本作によって初めて私は「出自」と言う自衛隊の出動…、みたいやな。こんな言葉を知りました。こんなにも愚かしい
言葉を使ってたんやな、あったんやな…、この一見、静かで目立たない何の変哲もない二つの文字の並びに狡猾さと虫酸が走る思いがしました。本作は
この出自、 差別、 偏見、 校内暴力、
過酷な家庭環境等をつぶさに丸裸にします、青少年達の言い様のない哀しさと
どんなにか悔しかったであろうかと、
胸が詰まり腹立たしさに身の置き所が無いほどの衝撃を受けました。
そして同時に、
私が尊敬と憧憬の的と感じた蒲先生‼️
蒲先生役の山中アラタさん、
保健体育の非常勤講師役の
折目真穂さん好演されました。
そして何より生徒を演じられた若い人達が素晴らしかったです。
どの人達も初見だったこともあるやも
知れないのですがとても新鮮で魅了されました。今どきの日替わり面子ごとき
俳優が失いつつある擂れていない、臨場感に満ちてました。
皆さんの本物の大阪弁は何よりの臨場感を持ってました。こうでなかったらあかんと思う。私はどの作品に対しても言葉 方言の扱いは本作に習ってほしいです。
最後にこの作品鑑賞を契機に私自身残りある拙い人生やけど出来る限りあるがままに愚直に実直に清廉に生きたいと感じいりそしてなにより、
「かば」という本作との巡り合わせに
よって知り得た最も大切なこと、
人として肝に銘じないといけないこと、
それは
【一切の差別を持たないこと】と
痛感しました。
あと一つ余談ですが
私が昔から大嫌いな
【節操なき付和雷同】の生き方。
これからもそんなんにだけは、
まみえる、まみれる、ことなく、
ただただ私らしく少しの自尊心と、
内に滾るエッチ心を埃りに(誇りに)
生きていきたいと思いました。

「蒲先生」に一目、
お元気でおられるときにお目にかかりたかったです。
とても残念です。
でもいつかマタアワセテクダサイ❣️
「加筆」
私は本作の差別の内容を滔々と綿密に
語る気持ちには一切なれません。
自身の胸の内に刻み生涯仕舞います。


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