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シノノメ色の週末のSUのレビュー・感想・評価

シノノメ色の週末(2021年製作の映画)
2.5
苦手だったところは、登場人物達をあまり好きになれなかったところ。
良かったところは、安易に回想で学生時代に戻ったりせずに、あくまで現代だけで話が展開するところが新しかった。

話全体としては地味だし、3人のうち一人はあまり深掘りされない。
フェンスに現状の不満をぶつけるシーンについても、日常として描けそうだけど、セリフのみに留めている。

学校の中が3人の何にも縛られずに思い切り吐き出す閉鎖空間であることが、中の世界と外の世界の明らかな区別になっていて、会話の端々に出来事が綴られるがそこは描かない一貫性については素晴らしいが、キャラについては設定がブレている印象。

秘めた想いに気付かされること。思い出の美しさなど描こうとしたものは良かったけれど、斬新な見せ方のためにちょっとわかりづらくなったのと、もうちょっと深みが出たら良かったと思ってしまった。
基本的に面白みに欠けるやりとりに終始していて、集中できない感じもあり。
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