ぬ

ディア・エヴァン・ハンセンのぬのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

音楽が本当にいい。即サントラ検索。弱者に寄り添うチョボスキー監督の作品は素晴らしいものばかり。実際に今こういう人たちがいるんだよなあと思うとすごいメッセージを感じた。

コナーの気持ちになったら胸糞!と低評価の人がいたけど、結局私はそうは思わない。エヴァンがもし嘘をつかなかったら、コナーという存在は誰からも知られず忘れ去られていたし、自分の名前の入った果樹園だってできなかったはず。。友達じゃなくたって自分のことをたまにでいいから思い出してくれる人がいるのなら、私はそれだけでいいけどな。きっとコナーの気持ちを代弁してあげたはずだし、ありがとうと言ってると信じる。最後のビデオは涙腺緩んだなあ。

コナーの人生がもっと描かれていたらgoodだった。エヴァンのスピーチに手のひら返しで態度の変わる生徒やSNSには少し違和感や海外らしさを感じ、ゾーイとエヴァンが惹かれ合うシーンとかそれいらないだろ…という設定やセリフはいくつかありつつも、人間誰かが声をあげるまで、そして失わないとわからないことが多いよなあ。としみじみ思った。
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