しんご

ディア・エヴァン・ハンセンのしんごのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

Dear Evan Hansen
自分に宛てた一通の手紙。
ポジティブに書きたいものから書かなければならない。という使命感に駆られてしまい上手く手紙が書けない中、ゾーイという片想いの子への気持ちを綴った。
自分の精一杯の気持ちを書き綴った。そこに現れたのは孤立したコナーというゾーイの兄だった。

プリントアウトした後にコナーに絡まれ、逃げ場を失い挙句の果てに自分宛の手紙まで取られてしまう。

社交不安、人間不信。SNSへの誹謗中傷警戒
常人からしたらおかしな事をしてると思われてしまう一通の手紙。
1年間うつ病と闘病してる自分だからこそ重なってしまうエヴァンと自分の人物像

嘘は良くない。大嘘過ぎる。
そういうレビューにも目を通してきた。
その意見には俺も賛同出来る。
だけど、エヴァンはほぼ独りの状態で誰を頼れば良かったの?
ジャリッドは家族が友達なだけで…とエヴァンに対して少し突き放す感じだった。
あの場で本当の事を言おうとしてもシンシアが良い方向良い方向へ思考を変えていくから掻き消されていくのに。
辛い気持ちの所に余計に辛い気持ちを重ねてどうすれば良かったのさ。
だから苦肉の策としてメールを偽造して、思い出も創った。
エヴァンはただ誰かと居たかっただけなんだよ。
綺麗事に思えるだろうけど、独りで母親も夜勤で忙しい中、自分自身と闘うってめちゃくちゃ辛い事だからずっと泣いてた。
君はうつ病に見えない。
エヴァンはアラナに伝えた。
俺も言われた事ある。
明るく振る舞わないと自分がおかしくなる気しかしてない。だからそうしてるだけ。
強がりみたいなものなのかな。
最後最後で本当のことを言えたのは1つ成長出来たと思うんだ。

エヴァンの姿を見て俺も頑張ろうと思えた。
しんご

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