パルパティーン

ディア・エヴァン・ハンセンのパルパティーンのレビュー・感想・評価

4.5
今年一番見に行きたかった映画を公開最終日に見に行ってきた。ピッチパーフェクトで出ているのを知っていたので、彼の主演はどのような感じになるか楽しみであった。結果は、最高だった。演技がうまいのはもちろん、歌がうますぎる。この声を持っていることが羨ましいぐらいである。

最初のほうでちょっときついなと思ったのは、コナーの母親である。息子が亡くなって精神的にくるのは分かるが、なんでも、「そうよね!」とエヴァンに対して問い詰めてるように見えてしまったことである。エヴァンがもごもごして答えようとしているのに上からかぶせて。エヴァン自身も同じことをしていて、一瞬コナーの母親と同じ目で見てしまった。

ミュージカル映画ということで、たくさんの曲がでてくるのだが、神曲が今回もあった。それは「you will be found」である。映画見る前からこの曲を聞いていた。訳が分からない状態で聞いていたけど、映画館で聞いたらもう涙腺崩壊。この曲で救われた人はたくさんいるだろうと思った。映画内でもこの曲に救われたと言っている人もいた。グレイテストショーマンの「This is me」に近しい歌だなと思った。

嘘で塗り固めていき物事が大きく進んでいくなか、真実がわかった時どう崩れていくんだろうとうずうずしていた。彼女もできていい方向に進んでいるなかで、エヴァンにとっては最高の瞬間でもある。結果あまり爆発はしなかった印象。しかし、エヴァンはこのことをしっかりと受け止め行動を起こした。エヴァンなりの償いだろうけど、このことは好印象である。
あと、SNSの怖さも改めて再確認できた。公開する前にもう一度このボタンを押していいのか考えないといけないな。

最後に映画館で見れてよかった。この映画ディズニー+あたりで配信されるだろうと予想している。どのサブスクでも配信されたらもう一回見たい。


2021年114本目