ゆのは

ディア・エヴァン・ハンセンのゆのはのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「ワンダー君は太陽」
を手掛けた
スティーヴン・
チョボスキー監督の作品。

一見良さそうな雰囲気だけど、
最初から最後まで
主人公にイライラして
仕方がなかった。
彼のうつ病や
社交性の無さは関係ない。
ただ、どうしても彼が、
亡くなったコナーを
利用しているようにしか
見えなかった。

たしかに、最初は
仕方なかったよ。
コナーの両親(母)が
強引に話進めちゃうんだもの。

その後も、エヴァンは
自分の心の声を
コナーに代弁させてる
んじゃなくて、
自分自身をコナーに
同化させてるんだと
思うようにした。
何度も誤解を解く
タイミングあったじゃん
って思っても彼には
難しかったんだろうなと
同調するようにした。
それでも納得がいかない。

とどめのロマンス。
このタイミングで
好きな女の子ゲットしちゃ
ダメでしょ。

そもそもこの作品は
わざわざミュージカルにする
必要があったのかな。
心の声だけなら良いけど、
実際の声を歌にする時は
メリハリが必要だと思う。
特に、後半、
どのシーンとは言わんが、
「頼むから歌わないでくれ」
と思いながら観た。
歌にすると誠実さが
損なわれる気がして、
気持ちが冷めてしまった。

とはいえ、ミュージカルの
要素を取り除くことが
できなかったのも
分からなくはない。
音楽だけで聴いたら
めっちゃ良い。

ストーリーも
ちょっと変えたら
グッと良くなりそう。

何を上から目線にと
思うかもしれないが、
興味深いテーマなのに
なんか勿体無いんだよな。

ラストも結局
彼は良い奴で終わったけど…。
映画としてそれ以外方法は
なかったと思うけど…。
相手が優しい家族で良かったね。

まぁ、シリアス
過ぎても観てて辛いもんね。
大人や子どもやターゲットを
選ばないところは良かった。
ゆのは

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