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女神たちよのsashaiceのレビュー・感想・評価

女神たちよ(2016年製作の映画)
4.3
●男たちの世界を生きる"女神たち"の自由と解放。同時に綺麗事じゃなくて"悲しいかな。まだまだ現実は変わらない。"ということを潔く言い得ているところが好き!●インドで根強く残る男尊女卑思想を天才がドロドロのドラマで痛烈に皮肉る社会派クライムの傑作を作っちゃった作品。女神たちは待っている"それでも世界は変わらないから鳥籠を抜け出して自由に飛び立て!的なメッセージが込めらた作品。終盤は短絡的な思考で繰り広げられる復讐と胸糞が連鎖して誰を責めたらよいのか分からなくなった😨"我を失った"という言葉が何回も多様されるように"自制が効かずに罪を繰り返す男たち"と対照的に"忍耐強く、男たちを待ち続ける女たち"のコントラストがとてもよく表されている。望まない結婚に耐える日々、身勝手な男たちに鳥籠に閉じ込められる女たち、窃盗に詐欺にとてもドロドロとしたドラマの根底にあるメッセージ。
最後の女神たちの解放を鼓舞する力強い歌と共に、男たちには脇目も降らず前を向いて進め!的な畳みかけるようなメッセージは胸を打つ。
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