YIDFFにて。本作の匿名の映像制作者たちが名前も顔も知らないデモ隊と一体となり、国家という巨大な魔物に抵抗しようとする姿に息を呑んだ。よくこんな映像が撮れたもの。
飛ぶ火炎瓶と水色の放水、雨傘、無…
“理大圍城” “Inside the Red Brick Wall”
2019年11月香港理工大学での、11日間に及んだ学生と警察との攻防。
千人以上の逮捕者を出したこの騒動、内部で何が起きて…
山形国際ドキュメンタリー映画祭でオンライン配信を視聴。
1.感想、2.印象に残ったシーン、3.Q&Aセッションのメモを書いてます
すぐ下の私の感想は別に読まなくていいので、一番下のQ&Aセッショ…
【籠城戦で壊れていく学生たち】
山形国際ドキュメンタリー映画祭2021大賞を獲った作品は香港民主化デモにおける香港理工大学籠城事件を内部から捉えた『理大囲城』だった。匿名の監督たちによる作品より、本…
オンライン開催の、山形国際ドキュメンタリー映画祭にて、配信にて鑑賞。
単館系で公開された「香港画」の系譜を継ぐ長編とも言える、民主化を求めて香港理大に立て篭もることになったデモ隊を撮影した、緊迫の…
スタッフの名が一切明示されないこともあるが、このような悲惨な状況下におかれた香港で撮影者たちが己の主義主張を示すためではなくあくまで目の前で繰り広げられる戦闘をそのまま映すことに身を捧げている覚悟に…
>>続きを読む前半、炎と煙、放水と傘、発煙弾とガスマスク、火炎瓶と弓矢とゴム弾、「四面楚歌」「十面埋伏」、バリケードとレーザーポインターとが、昼夜の闇と光の中で目まぐるしく交錯し、その最中で走り抜け、駆け回り、突…
>>続きを読む(C)Hong Kong Documentary Filmmakers