トラディショナル

理大囲城のトラディショナルのレビュー・感想・評価

理大囲城(2020年製作の映画)
4.8
たしかに闘いの記録だけど、体制と反体制の二項対立では全然ない。それぞれの守りたいもの・成し遂げたいことの間の「闘い」で、「敵」も「味方」も曖昧。

若い自分だからこそわかる熱さと、戦いの外にいるからこそ生まれる冷静さと、どっちも生まれてしまうから引き裂かれそう。

内にいた人が敵になったり、外に居た人が仲間になったり。そういう経験をした彼らは、闘いに負けても大事なものを得られたんじゃないでしょうか。