2019年の香港民主化デモの中でも最大の逮捕者を出した、香港理工大学のドキュメンタリー。
監督、撮影者など名前は全て伏せられており、もちろん香港では上映禁止。…よく上映出来たなと思う。
2019年の８月末、日本でも結構なニュースとして香港の大掛かりなデモが報道された時、私はたまたま香港にいて、このデモを目の当たりにしてしまったので（いや、ホテルにこもっていましたけれど、ホテル前の道路でデモをやってたので…）本当に色々な事を考えさせられたし、コロナで収束してしまったけれど、見ておかなきゃな、と。
香港理工大学に立て籠もった学生達が、日に日に疲労感を増し、皆、早く家に帰りたいのに逮捕され中国側に引き渡されたら…という恐怖から仲間割れする様子は見ていて痛ましかった。
香港は特区だから自由を求めただけなのに、中国がな…本当にな…。
香港警察が「もう逃げ道はないんだぞ、登降してこい」なんて拡声器で呼びかけて、その後香港のアーティストの音楽を大音量でかけていたが、かけられたアーティストもたまったもんじゃないよな（笑）サミュエル・ホイの曲とあと何曲か。
非常に重たいドキュメンタリーだった。
