にゃにゃ

理大囲城のにゃにゃのレビュー・感想・評価

理大囲城(2020年製作の映画)
-
2019年の香港民主化運動の際に学生達が立てこもった香港理工大の校内映像がメインのドキュメンタリー。
1年ほど前にみた「時代革命」で同じ運動を多面的に見た。理工大内はどうなってたのかと思ってたが、1年後に見ることができた。

冒頭で、学生が警官のことを「教養がない」と話してた(字幕で読んだ)。この一言で学生達を応援する気が萎えた。
かつて日本の安保闘争を“坊ちゃんである大学生と経済的に学生になれなかった機動隊員のぶつかり合いの側面があった”というような話を聞いた。国が変わっても、そんなようなところはあるのかも知れない…
改革を目指す学生達の気持ちは純粋なものだというのは間違いないと思うが、先ほどのこの台詞を冒頭に持ってきた製作者のセンスというか意図を疑う。

「時代革命」で全体像を掴んでからこちらを見た方がいいと思う。時代…はドキュメンタリーとしてわかりやすく、映画としてドラマチックに作られていると思います。

辛口になったけど、警官側と学生側の音楽対決がお国柄だなぁと思う。日本では考えられない。
にゃにゃ

にゃにゃ