ジャズがまだ生き生きと息づいていたころのニューヨークでのジャズロフトと呼ばれる場所の記録。かの有名な写真家ユージンスミスはこれほどまでの凝り性だったとは。
ほとんど全てと言ってもいいくらいの記録をオープンリールのテープレコーダーで残していた。
この部屋で深夜から夜明けまでジャズが育っていったのだろう。
ジャズ好きの筒井康隆はここのエピソードを元にあの『ジャズ大名』を書いたに違いない。
ミュージシャンと名乗る人は今も多い。
ジャズはとうの昔に死に、ロックが死んでひさしい。
彼らは本当に音楽が好きでミュージシャンをやっているのか？
好きなことを好きなようにやる事これが情熱というものだ。それで食えるかどうかはまた別の問題だ。
