ユージン・スミスが『水俣』で報道写真家としての名声を取り戻す前の、戦前から戦後の苦闘の日々。
ロフトで遭遇した音楽家達や家族や隣人、編集者、評論家らの証言と膨大な写真、録音テープを再構築したドキュメンタリー。
写真集、貴重な生演奏、現像の過程、ユージン自身、そして彼と親交のあった偉大な音楽家達の創造と苦悩の記録、肉声、葛藤の伝わる殴り書きなど。
発見の連続で何度も見入ってしまう。
名言の宝庫でもある。
中でも、ユージンの親友の音楽家のホール・オーバートンとセロニアス・モンクとのセッションは貴重。