日本では非常に珍しい、政治を検証する貴重なドキュメンタリー映画。
愚鈍で無能なイメージしかない菅総理だったが、この映画では菅総理に近い江田憲司議員や元朝日新聞の記者が出てきて、人となりの良い面も語られる。
意外にも、見終わった後に菅総理の評価が上がった。（元が最低以下の評価だったので）
アニメパートなど、悪い意味で“やりすぎ感”のある箇所があり、ドキュメンタリーとしての価値を損なってる。滑ってるし。
そういうバランスを修正しながら、定期的にこういう映画を作り続けて欲しい。
試みとしては非常に価値がある。
堅苦しいレビューになったけど、滅茶苦茶笑えますよw
日本では珍しく、劇場でもかなり笑いが起こってた。
菅おじいちゃんがあまりにもトンチンカンなので、もはや笑うしかない。
そしてラストには笑って見てきたこちらに、重い課題を投げかけてくる良い構成。
●追記
フィルマークスでも賛否両論で、多くの人が指摘するようにアニメパートは蛇足で本当にクソだと思う。
それでも「選挙に行こうと思った」とレビューに書く人が居て、それだけでもこの映画の価値はあったんじゃないかと思う。
