自分はゴリゴリの左派で日本共産党に概ね票を投ずる人間です。と同時にオールド左翼的思想が大嫌いな人間でもあります。この映画はまさしくそれらの集合体で、本当にクソです。終わってる。ミソジニーと若者蔑視を隠そうともしない劇的にキモくてダサい演出。2021年ワースト。
ドキュメンタリーとして劇場で上映するレベルには達していない。辛うじて、石破や村上が話すシーンは面白いかな...それにしても、この作品が若者や政治無関心層にたいしての訴求力があるかと聞かれれば1ミリもないし、百歩譲って今作を観たとしても野党に入れよう！選挙に行こう！とはならんと思うよ。
菅の知られざる経歴や人物像に深く迫ることもなく(やろうとはしてるのかもしれないが)、安倍政権〜菅政権の醜聞を並べたところで「知ってるわ！」としかならんし、変に嘲笑めいた演出やナレーションはノイズでしかないし、それこそ偶々観にきた人たちはドン引きしたんじゃないかな。
