掛谷拓也

パンケーキを毒見するの掛谷拓也のレビュー・感想・評価

パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)
2.0
ドキュメンタリー映画を見続けている流れで視聴。全体的に団塊世代の政治意識の高い層に訴求しようとしているのか、日頃政治に興味ない層に訴求しようとしているのか、とにかく演出がつらかった。挿入される寓話的アニメが最もしんどく、最初の2回ほど見て以降は飛ばした。何度か無意味に服のはだけた白人女性が出ていたが不快。意味がないのだから物象化だし、モノ扱いしている。こういう演出に反対するスタッフが周りにいないというのが致命的だろう。タイトルもセンスが悪い。キャッチコピーもつまらない。プロデューサーも監督もこのテーマに興味がなかったのではないか。エピソードの選択やインタビューは興味深い。最近は江田五月があんなに話しているところを見ることもなかったので菅首相評は面白かった。一度も見たことのない赤旗内部の様子や記者インタビューがこの映画の白眉。