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街の風景のricoのネタバレレビュー・内容・結末

街の風景(1931年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

エルマー・ライスという人のピューリッツァー賞受賞作である戯曲「街の風景」を映画化したもの、らしい。さすがというべきか、家の前のみで出来上がっている話なのにユダヤ人やイタリア人など複数の人種が入り混じり宗教やら音楽やら不倫やら色んな話題を盛り込みながら話が作られていて面白い。

オープンセットとスタジオで撮影してるものとばかり思っていたらスタジオらしくて吃驚。救急車に乗せる時のカメラとか、この時代なら割と大変なのではないのかな?

不倫の果てに発砲事件で一家離散。
弟を連れて出て行くローズの後に流れるニューヨークの街並みを見ると、そんな事も全てニューヨークでは日常なのさ、と言われたような気もする。
なかなかの名作だと思う。
(こういうのリメイクしてほしいなあ)
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