日本在住なら少なからず嵐を目にする機会はあり、曲と共に思い出が呼び起こされるのではないだろうか。自分にとっての嵐は2007年から2009年頃の記憶が密接であり、当時の思い出と嵐のメディアでの活躍が思い起こしながら本作を楽しんでいた。エンディングが近づくと同時に国民的アイドルとノスタルジアの終わりが差してくる。
映画と捉えるには独特な作りであり、ライブ映像として評価するが、日本を代表とする最高峰のライブ映像であるとは言い難い。音響などの条件は違えど、ファンではない自分からしたら引き込まれるほどではなかったし、物語性のアプローチをすることで映画にしてほしかった。
細かい点だと、『Beleve』の時のスローモーションの演出が意味不明過ぎるのですが、躍動感を阻害していてカットも挟まるのでなんだったのでしょうか。割と好きな曲だったのに、何やってんだ堤ィ！！
ファン向けの作品と割り切ることはできるが、エンドロールの前後や編集、演出などのもう少し見せ方はあったんじゃないかな。
