片腕マシンボーイ

まっぱだかの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

まっぱだか(2021年製作の映画)
1.1
観ていて溜息の連続やったぞぉ……共感して?いやいやおもんなさ過ぎて!

元カノが忘れられん男と、笑うことに疲れた女がわちゃわちゃすんよ、って話

安楽監督は今年観た「灯せ」がコロナに負けっか!っつ〜ストレートな芸術賛歌でめちゃ好きやったんやが、本作はまぢ観てんのがめんどくせぇレベルのウザい再生モノでして……
安楽監督の演じる親友も連呼する通りに主人公は糞めんどくせぇヤツなんやが、それ以上に毎シーン毎シーン多用される長回しを観てんのがまぢめんどくせぇもんやからね、ほんまここぞという時にビシッと長回しで魅せるんはまぢ最高やが、事ある事に、事が無くても長回しとか……まぢ編集って技術あるんしらんのかな?ここまでくるとまぢ嫌がらせにしか思われへん、めんどくせぇ!なったしね

とりあえず元カノの事を引きずって半鬱状態の主人公が毎日毎日公園の坂に座り込んでボールを転がし、夜になると泥酔するまで飲んで路上で朝日に目を覚ます毎日なんやが、そんなイカれた主人公に対して「お前いつまで凹んでんだ、めんどくせぇめんどくせぇめんどくせぇめんどくせぇ」言いながら、時には殴り合いの喧嘩しながら、なんかあるごとに叱咤激励する親友のキャラ設定が謎過ぎてね
そう、まぢ主人公がめんどくせぇっつ〜かウザすぎてね!マシンボーイがこいつの友達やったとしても少なくともコチラからは連絡とらへんし、公園でひとりボールを延々と転がしている姿見たらばまぢいたたまれなさすぎてソッとその場を離れるよね!思ったんよねぇ(もはや友達ではない?)、あの親友って実在すんのかな?イマジナリーフレンドなら納得できるけどもリアルにあんな人間いねぇよ?リアリティ無さ過ぎてまぢ途中で舌打ちしてしまった事を反省したい!

またね、泥酔して路上で寝る主人公を見つける度に、赤の他人のクセにほっとけんくて朝まで隣で寝てるヒロインなんなん?まぢ今すぐ帰ってベッドでぬくぅして寝ろや!めんどくせぇ女やな、いや……逆に怖ぇわ!思ったし
他人の顔色気にして笑顔ばかり浮かべていたら、ついには自分の感情と関係なく笑っている自分に気づいて辛くなっちゃって仕舞いにブチキレるんもな……、確かに彼氏のアホっぷりも度を越していたが、そこまで自分を追い込んだんも自分やでめんどくせぇ、思ってしまったんよねぇ
いや……彼氏と喧嘩して泣いて逃げたんやからさっさと家に帰れば良いのに、直ぐに見つかる路上で座り込んで泣いているんは……もはやめんどくせぇの確信犯にしか思えへんわ!

もちろんその彼氏のめんどくささもめちゃ度を越していてね!おそらく彼女を何でも笑って許してくれるオブジェ程度にしか考えて無さそうなクズで、そんなに彼女のこと笑わせたいなら自分のチンコ切り落として尺八のようにピロピロ吹き鳴らしながらクルクルクルクル舞い踊れや!きっと彼女も腹抱えて笑うだろうよ!思ったよねぇ

ちなみに監督は安楽監督と共に「轟音」の監督や珍SFホラー「マウントナビ」の主演を勤めた片山享監督が共同でしているんやけどもね……(ヒロインのクズ彼氏役は片山監督!)
舞台挨拶で安楽監督と主演の俳優さんが言うには脚本は主に片山監督が書いていて、あまりにパーソナルな内容で主人公は自分で演じれば良いのにって思った、とか、イマイチ内容に納得出来なかったから直前になって自分のアイデアを加えて書き直してもらった、とか散々言われていたんやが……
ただでさえめちゃおもんなかったマシンボーイ的には散々な完成版よりおもんない推敲前のんもここまできたらぜひ観てみたいわ!めんどくせぇけど!なったよねぇ、しみじみ

ちなみに終盤ヒロインがまっぱだかなるん?なシーンには……おいおい見た無い見た無い、君のまっぱだか見た無いでぇ!なったマシンボーイ
他にもある人物も一応は裸になるシーンがあるんやが、いやいや……肝心のもん見せん限りはまっぱだかちゃうで!つってね、アキラ100%を見る度に失敗してポロリしたらばしっかり笑えるんやけどなぁ……思っているマシンボーイは、本作の中途半端な脱ぎっぷりにはガッカリしたよねぇ

はぁ、ヒロインは脱がんで良いが……きみはしっかりチンコ出さんかい!ぷんぷん