2010年の開館から10周年を迎えた神戸の元町映画館が、安楽涼&片山享監督とタッグを組んで製作した長編映画は、神戸・元町で全編ロケ撮影を敢行して、葛藤を抱えて面倒くさくて愛おしい男女の恋愛模様コメデ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
安楽涼監督は、出身地である東京、西葛西を舞台にした作品を撮ってきた。そこには、安楽監督自身のリアルと、片山監督が描くシナリオの繊細で深い内省が、網の目のようにからまって、私たちの眼と心に、映像の奥の…
>>続きを読む元町の風景がいろんな表情を見せていてスクリーン映えするな…と思って見ていた。当たり前に生きている中でも、当たり前を誰かに押し付けたり、自分の当たり前を押さえつけたりしながら生きていかないといけなくて…
>>続きを読む神戸にある元町映画館配給の全編神戸・元町ロケ撮影。
過去を、今を生きる面倒くさい男女を描く。
本人にとっての当たり前は他人にとっての当たり前ではない。
人と人とのぶつかり合いを通して、本当の自分を…
真っ当なフェミニズム映画で驚いた。女性の叫び、解放を描きながらマチズモに囲まれ弱った男性像も切り取ってる。後者の解放のきっかけが「女性」であること自体は若干のステレオタイプなのだけど、ナツコの解放と…
>>続きを読む神戸・元町舞台の 「まっぱだか」
おシャレ観光地とは別世界の、
神戸に生きる男と女の
漂う当たり前が
めんどくさく、
それでいて切なくなってくる物語。
笑ってる君がいいって言葉に
笑えてない自分…
この「生」な人たちが大好きだ。
当たり前ってめんどくさい。
でもめんどくさいって愛おしい。
本気のぶつかり合いと感情の爆発がチリチリと観ている人を突き刺す。出演者さんの沸沸していく感情の動き、空気…
このレビューはネタバレを含みます
人の感情とは喜怒哀楽に4つに分類され、その人の個性であるとか性格であるとかはそういう感情から派生される何かで安直に判断されがちな気がする。
(例えばよく怒る人→性格が悪い、とかよく笑う→明るい人、と…