ちろる

モンスター・ホテル 変身ビームで大パニック!のちろるのレビュー・感想・評価

3.6
モンスターホテルシリーズも安定の4作目。
ジョニーをすっかり家族として、少なくてもメルヴィスの旦那として認めていると思いきや、やはり相反する2人の中で大きな確執が生じてしまう。
しかもそれがドラキュラパパにとってものすごく大事なモンスターホテル125周年パーティーで起こったからさぁ大変。
ドラキュラパパはジョニーに怒り、頑なになってしまって、本当は予定していた大切なメルヴィスたちへのプレゼントを無効にしてしまう。

今回で突拍子もないのは、人間がモンスターへと変身し、モンスターが人間になってしまう逆転現象が起こるところ。
ドラキュラはだらしないおっさん、フランケンはイケメンに、狼人間はただのおっさん、ミイラはボケ老人、透明人間は全裸おっさんと、なかなか悲惨な結果に・・・
人間に戻ったドラキュラは眩しい太陽の光に感動し、逆に恐竜みたいなモンスターになったジョニーは何もかも自由自在な身体を楽しんでしまう。
しかし、この変身ビーム、恐ろしい副作用が、あったようで、モンスターになったジョニー、いつもとはちょっと違う、??なキャラクターになり、巨大化してほんとうにモンスター化してしまうのが恐ろしいところ。
紆余曲折が色々詰まってる本作。

色々とっ散らかっていた感じだけど、マシュマロの話はよかった。
焦げたマシュマロも中は甘くて美味しいんだよね。

エンディングは、この色々あったパーティーから一年後まで。
すっかり様変わりしたモンスターホテル、ドラキュラを満足させながらも若者向けにポップに仕上げたこっちは、多分人間のお客さま大喜びでしょうね。
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