スケート・ボード映画2本目。
配信されてすぐにみたいと思ったのですが、まずスケートボードを知るには欧米のものから、とおもって「スケート・キッチン」の配信を待っていたら時間が経ってしまいました。
映画そのものの印象は特にスケート・パークができる直後まではこちらの方が解放感があって良かったのですが、ラストに向かってドラマを作ろうとして返って失速していった感じです。
映画そのものとしては良い方向で終わっているのですが、ヒロインの境遇をこう選んでも、あのような形でドラマ化する必要はなかったのでは?という気がしました。
あと、この街の出身だというジェシカの父のエピソードがもうちょっと掘り下げられて村の身分制度とも絡められたらより深みのある映画になったようにも思います。
工場の従業員の息子ということは映画に登場している村人とは別のヒエラルキーの出身の人なのかもしれません。
映像はスタイリッシュではないが手堅く美しく、この手の映画としては見やすかったですが、それがかえってあだになって居る感じもしました。
スタイリッシュだけれど手作り感に溢れていて少女たちの生の声に触れられた「スケート・キッチン」とはある意味対照的でした。
これを出発点として物語を膨らませていく予定かな?とも思ったのですが、このエンディングだと続きは普通のボリウッド映画になりそうでちょっと難しいかな、という気がしました。
言いたいことはわかったから、次はドキュメンタリーでその後を見せて、と思ったりします。