このレビューはネタバレを含みます
ヒンズー教やインド文化の男尊女卑への批判映画か。
登場する白人の独善性がやや目に付く。
ラストで女性が結婚式から逃げて大会へ出場しハッピーエンドになるが、実際では大会後に意中でもない相手とそのまま結婚させられるか、または恥をかかされた父や親族、相手方の男性一族からリンチを受けて殺されてしまいそうである。現在のインドでは恐らく幸せなラストは待っていないだろう。
監督はインドのボリウッド出身の女性という事で、この映画の様にインド国内の女性の権利が変化していく事への願望が強いのだろうが、ならばいっそのこと女性に試合後に待っている結果まで描ききって欲しかった。