顔、顔、顔
ひとつ前に見た「残菊物語」とは正反対に、これでもかと顔に近づく。
サイレントであることが何か足りないとは全く思わせず、それぞれの表情が個性的すぎる審問官たちの、並んだ顔の異様さがすごい迫力。本当に役者?いや、役者なんだけど、あんな顔の演技、頼んでできるものなの?
そしてアップの応酬に慣れてきて、もう終盤、と思ってからが凄かった。
外に出てからの動き、動き、上から横から。🏃♀️🏃♂️
極め付けは、シルエットで写るジャンヌの姿✝️
ホラー映画並みの恐ろしさ。
そして、美しく、時に強烈なオルガンの音楽。最近録音されたのですね。
パイプオルガンって、教会で神への畏敬と悪魔への恐怖の両方を表す楽器だな、と常々思っていたけど、正にこのジャンヌでそれを再確認。
いやいや強烈でした。