Rin

裁かるゝジャンヌのRinのレビュー・感想・評価

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)
4.6
真の信仰心を持った者と自らの利益のために宗教を利用する者達、純粋で無垢な瞳と欲望で濁りきった瞳。あらゆるコントラストを際立たせるアップの使い方に痺れる。無声のおかげで全ては表情だけで物語られ、私達は能動的にジャンヌを読み取ろうとする。
彼女が特別超越したスーパー戦士だったのではなく、何かもっと身近な存在、ただひたすらに神を信じてきた一人の普通の女性だった、そんなことを肌で納得させられる一つの完成された映画だった。
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