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裁かるゝジャンヌのnoyoonaのレビュー・感想・評価

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)
4.5
ジャンヌが最後に目にしたものが
神だったのなら、
いつも神様はそこにしかいないのか、
たったひとりで立ち向かう者にしか。
清く信じる魂が怖れられるなら、
狡く疑う人間の不安はもっと恐ろしい。

この映画の、ことば、というものが
表情の後にくるズレに
途中から魅入ってしまった。
顔を失った現代で
モノクロの表情の強弱は豊かだった。

凄い映画。
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