おかちゃん

裁かるゝジャンヌのおかちゃんのレビュー・感想・評価

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)
4.0
度肝を抜かれた👀❗️
凄い映画だった‼️
サイレントでこんな映画表現が出来るのなら、我々が観ているトーキーは一体何なんだろう?

製作企画もさることながら、主人公ルネ・ファルコネッティの演技は半端でない。よく引き受けたもんだ(なんか俺のツレに似てる🤭)。そう思うと脚本もどんな状態の本か想像出来ない🤷‍♂️
審問官達の神畏溢れる演技も凄い。自分達特権階級の威信を守らんが為、どんどん問い詰めていく。そのやり取りが言葉聞こえずとも物凄く伝わる。民衆の暴動も、鮮血を映さずとも混乱と怒りが伝わる。

映画表現とは何かを根本から考えさせる作品だった。とはいえ、トーキーに慣れている私達だが、映画をじっくり観るものと理解している方にのみお勧めします。