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裁かるゝジャンヌのchikudamaxのレビュー・感想・評価

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)
3.6
人は神を信じ神の名において非情な行いをする事がある。生まれながらにして神を信じ神と生きる、宗教は人間にとって必要不可欠な存在であるが、しかしその信じる宗教が異なれば対立もあり、戒律を破れば異端とされる。また、国と国との対立に利用され、戦争の道へと進み罪のない子供たちや人々が殺される。この映画のジャンヌは緊張と神を信じる焦燥感を醸し出し、正義と忠誠心の極限を表している。全編をアップで無声に、モノクロームの緊迫感で押し出した作品は何を訴えかけているのか…。戦争のない世界を神に祈る。
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