このレビューはネタバレを含みます
地元の小さな映画館で見た。
優しい優しい映画だった。僕はこの映画で色々な国の、朝と夜を知ることができた。今まで興味のあった国や、名前さえ知らなかった国まで、まるで自分が歩いたかのような気持ちになることができた。
ハリウッド映画やヒーロー映画のように大どんでん返しなんてどこにもなくて、淡々とその町の生活が語られる。でも僕の心にはずっと居座り続ける映画になる気がする。
「映画は世界を知る為の一つの道具だよ。」ってその映画館の館長に言われたことを思い出した。
帰り道が少し違って見えた。そんな映画である。