manami

東京のmanamiのレビュー・感想・評価

東京(2013年製作の映画)
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藤井道人監督、2013年、43分。

柿谷の上司、ひどいパワハラでヒク。10年前でもこういう人ってまだ普通に生息してたのかな?それともかなり誇張された存在?
それにも増して最悪なのが、JKのミライと子役(志望?)JSのユメ、この姉妹の母親。役の上でも救いようのない人物だったし、役者さんも申し訳ないけどちょっとアレだったし。二重の意味で、彼女が出てくるたびにげんなり。
ミライがついに我慢できなくなって母親に詰め寄るシーン、あそこまで言われてもあの母親には娘たちがちゃんと見えていないんだろうね。
見えなければ、そこにないのと同じなのか。視界に入っているはずなのに視えていないということはあるけれど、見えているのに見ないということもできるものなのか。
まあまあステレオタイプな人物達の中で、柿谷の後輩社員が際立つ。二歩も三歩も引いた所から自分や周囲を捉えてて、藤井監督本人のリアルな目線を一歩シニカルにしたような、メタ的存在でもあるのかなとも感じる。

87
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