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街が眠る時のjunのネタバレレビュー・内容・結末

街が眠る時(1959年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

長門裕之主演のアクション映画だが冒頭で車から降り立つのが赤木圭一郎なのでびっくりさせられる。深江章喜に連れられて来た港で現れた宍戸錠と向かい合って立つカットは「拳銃無頼帖」を思わせ、特にタイトル後の車の後部座席に並んで座っているシーンは「抜き打ちの竜」によく似たシーンがあるので余計そんな感じがしてしまう。この時点ではまだ新人ですぐに殺されてしまうがこの作品から1年と経たないうちに主演スターとなって「拳銃無頼帖」シリーズで錠さんとコンビを組むのだと思うと感慨深いものがある。作品的には取り立てて言うほどのものはないが終盤の格闘シーンで肩口の銃創に指を入れられ悶絶する長門裕之が襲い掛かってきた宍戸錠の両目に指を突っ込むというこの時期の日活アクションとしてはかなりエグい描写があるのが印象的だった。
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