荒野の狼

ラスト・パーティー LAST PARTYの荒野の狼のレビュー・感想・評価

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あちらには時々資産家が道楽で身内の娘とかを出させて、一つ映画でも撮らせてみよう、みたいな事があるんじゃなかろうか、そんな映画でした。絵面(えづら)は、おおかた多分ノーギャラで集めた演技指導なしでも、踊らせとけばなんとかなるガキたちで固め、ホラーでいいんじゃない、てな具合。あとはその筋に幾らか渡して評価させれば、格好だけはつく。端(はな)から、多くの人に見てもらおうなんて考えてはいない。運悪く見ちゃった人には気の毒だけれども、一つアドバイスをすると、全てとは言わないが、まず導入部がドローン空撮で始まる映画、誰かが何かから逃げて走っているシーンで始まる映画、それから手持ちカメラで不安定な上、やたらとカットが多い映画、無意味なダンスパーティ、効果音楽の多用、画面が無意味に暗い、歯を磨く、ゲロを吐く、こんな映画は要注意である。もちろん例外はあるけれど高確率でハズレを引く事が多いです。あと、低い確率で眼のクローズアップというのも駄作。
荒野の狼

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