AZ

テディ/TeddyのAZのレビュー・感想・評価

テディ/Teddy(2020年製作の映画)
3.3
クラスに馴染めずにいる女の子。いわゆるヒエラルキーの最下層。

そんな彼女が"テディ"という存在を知り、彼女らと自分とを照らし合わせて自分の中にある壁を越えようとする成長物語?

"テディ"とは"TEDDY BOY"の略。1950年代初期、ロンドンのストリートで生まれた戦後初のサブカルチャーグループで、社会への反抗分子として街をゴロついていた労働者階級の不良少年たちをこう呼んでいたそう。

男性的ファッションだが、女性の中にもその服装を着飾る人達が存在していて、彼女達は"TEDDY GIRL"と呼ばれていた。彼女らは、自分たちが子供ではないことを主張し、"TEDDY BOY"と共にやがてロックンロールの象徴としても捉えられていったそう。

自分の考えを態度で強く主張する姿は、今の時代の流れに強くマッチしいる。クラスメートの前で不器用ながらも自分の考えを主張する彼女の姿は、強く心に残った。
AZ

AZ